現代で”働く”ってどういうこと? 仕事をする意味・意義が見いだせない方へ

コラム

まずは私の経歴を軽く紹介します。

 

私は地方の大学院を卒業して、まず上京しSEに就職しました。が、あまりのブラックぶりに心身を壊しかけてUターン。

※入ってみないとわからない部分はあったにせよ、自己責任です。

※でも早く逃げられて正解だった…。

 

ブラックぶりについては別記事にまとめます。

 

さてその後、地方でいくつか企業を調べていくと、WEB業界に漠然と興味が出てきました。システムは裏側を支えるが、WEBサイト等は表に見える(見せる)世界があり、単純に華やかさみたいなものを感じました。

 

そして、とあるグラフィックデザイン会社を発見。デザインとWEB事業の2本柱でやっているということで面白そうだと思い入社。

 

ただ当時は、「とりあえず食いぶち」「しばらくしたら出よう」ぐらいに思っていました。

 

“ところが意外と熱が入り”……と続きそうな流れですが、

そうでもないのが本音です。笑

 

ただこれは、“やる気がない”などということではなく、きちんとやることやって働いてきましたし、それなりに身に付けたスキルも色々あります。

育ててくれた面もあり、培った人間関係もあり、しかし不安もあり…。ここはほとんどのサラリーマンが感じているのではないでしょうか。

 

では私はどんな心境なのかというと、

「場所や会社にはこだわっていない」「どんな自分でも良い」。

つまり可能性はなるべく大きく捉えようという意識があります。

 

 

実際、現代の会社は、プラットホーム化していくべき時代です。

1人1人が発信できる時代、個が輝く時代、インフルエンサーにすらなれる時代。

“組織”よりも影響力を持つ”個”がどんどん現れ出します。(もうそうなっています)

 

スタッフを”時間” “場所” “副業”などにおいて縛り付けても、デメリットしかないのです。

 

個が自由意志で動き、集まり、チームとなって働くことがこれからの時代において必要なカタチであると思いますし、私の理想の姿でもあります。

 

さて、タイトル回収ですが、

私が仕事というものの根底を考えるとき、よく浮かぶ曲があります。

Mr.childrenの「彩り」です。

歌詞の一部を引用しますと、

 

「僕のした単純作業が この世界を回り回って まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく」
「なんてことのない作業が回り回り回り回って 今僕の目の前の人の 笑い顔を作ってゆく」

 

好きな曲の1つです。

ネガティブなときは「ちょっと綺麗事…?」と思うかもしれませんね。

でも、私はこの歌詞の内容が案外事実だと思うわけです。

 

WEB制作の仕事をしていると、細々と地味な作業も多々あり、時々「意味あんのかなこれ…」と思うときがあります。

 

しかし、そんなことをポロっと愚痴った当時の私に、

仕事関係で最も私が慕っていた(もう他界された)メディアプランナーの方がこんな言葉をかけてくれました。

 

「君は、オンラインを通して人々の幸せを作っているんだよね」と。

 

まだ新人の時の話ですが、そのとき私は初めて自分が肯定されたような気分になったのです。

目には見えないが、人と人を繋げては、幸せのきっかけを産んでいく素晴らしい仕事をしているんだと解釈しました。

 

もちろんこれはどんな仕事にも言えると思っています。

 

私たち”個”1つ1つが、手を動かし、足を動かし、頭を動かした結果、それらの集合体のもつパワーは世界を支えて揺るがすほど凄い。

 

もう少し言うならば、誰かが動いた結果、また誰かにバトンがわたり、またその人が指紋をつけて誰かにバトンを渡しつづけていくということではないでしょうか。

 

はたらくって 大変だけど、必ず誰かにバトンを繋いでいます。

疲れた時は、自分の手で付けた指紋を誇らしく思いましょうよ。

コラム
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