アニメ・漫画・映画・ゲームなどエンタメやサブカルにおいて、昔から変わらないことのひとつに、“いかに感情移入させるか”という要素がありますね。
最近Amazon primeでよくアニメなんかを観てますが、売れてる・人気な作品、面白い作品のほとんどは、
「主人公に感情移入させるのがうまい。」
そして少し話をズラしますが、最近はこの言葉をよく聞きます。
「感情曲線」。
感情のグラフとでもいいましょうか。何をしようとして、何が起き、何を感じ、どう動いたか、それら一連の情報です。
↓
「半年間〇〇を勉強してお店を出しました!」
という結果だけでは、感情移入させるにはもう不十分で、その半年間の”過程(プロセス)”を皆知りたいのです。
紆余曲折あったはずのその半年間の感情曲線を受け手になぞらせて、そこに共感してもらう必要があるのです。
エンタメやサブカルに限らず我々が何かを発信したい場合、サービスを提供したい場合、“応援してもらう”ことが重要な時代とよく言われる現代、応援のフックとして、自分の感情曲線を発信するのです。結果よりも過程です。
結果よりむしろ過程(プロセス)の方に価値があるといえば、私の好きな漫画「HUNTER×HUNTER」のキャラクター「ジン」のセリフにこんなものがあります。
『道草を楽しめ。大いにな。ほしいものより大切なものが きっとそっちに 転がってる。』
ゴールよりも、それまでに生まれた副産物の方がむしろ価値がある。
我々はそのことを忘れず、一つ一つを大いに楽しみ、悩み、ストーリーを恥じずに抱きしめていくのです。
しかしながら、私も含めほとんどの人はストーリーを作るのが難しい。
いつもの毎日を生きているだけでは…手堅いことばかりやっていては…なかなかできない。
では…
何か冒険をしなければ。
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何をしよう?
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◯◯◯?
この〇〇〇は各々答えが違うし、それを埋めるのは容易ではないと思います。私も苦悩しています。
ただ、よくYouTuberや芸能人が提供するようなインパクトの強い冒険でなくても良いと思います。
ちょっとしたことでも、充分なストーリーになる。むしろ、ぶっ飛んだ内容よりは、人間味があって親近感が沸くような内容の方がファンが増えやすい気がしています。
… … …
確かに、SNS等を開くと、昔と比べ過程を発信している方が多くなったように思います。「〇〇してこうなりました!」と結果だけでは「へぇーそうなんだ」とただの1つの情報として捉えてしまいます。(そもそも結果だけ書かれても信ぴょう性に欠ける場合も…笑)
みなさんの毎日は、自分が思うほど小さな日々じゃないです。ちょっとしたことでも発信して良いですし、だれも文句を言いません。むしろ誰かの参考に必ずなります。そして近づきたくなる人が現れます。
なんて偉そうに言っているこの記事も、私の小さな毎日の、小さな1つなわけです。
ジンにならい、この1つ1つの道草を楽しんでいこうじゃありませんか。
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